ガロアの手記

××年×月×日
 彼と初めて出会ったのは、深夜のエアリオタウンの砂浜だった
 深夜にドールズの襲撃に遭い、数多くのアークスは負傷、エアリオタウンを放棄するかの決断を迫られていたその時、目が一つの珍妙なキャストのアークス?が現れ、そのキャスト?は次々とドールズ達を倒していった
 程なくしてドールズは全滅、だが油断はできない、キャスト?らしき存在は味方とは限らない、警戒を解く訳にも行かず、我々アークスは強く武器を握りしめていた
 警戒していると、キャスト?はこちらに声を掛けてきた「ダイジョウブか?ケガはナイか?」所々片言な機械音声の様な雑音混じりの声、そして赤く一つ目が光、その異様な光景の正確、震えるアークスにビビって逃げ出すアークスもいた
 俺は恐る恐る「大丈夫だ、怪我人は居るが、命を落とした者はいない」と伝えると、キャスト?は「・・・ならいい」その場から立ち去ろうとしたキャスト?を俺は何故か引き止めた、待ってくれと
 俺は内心ビビりながら「助けてもらった、お礼に食事でも、頼む何かお礼をしなきゃ気が収まらないんだ」キャストは目を赤く光らせながら「食事っだと!」俺はキャスト?を怒らせてしまったのかも知れないと思った、だって口が見当たらないんだもの、他のアークス達から向けられる視線が痛い、俺が固まっているとキャスト?は「良いでしょう、ありがたく、そのお礼を受け入れましょう」さっきと変わって丁寧な口調に変わるキャスト?俺はそのギャップが原因なのか感情がぐちゃぐちゃになり、笑い出してしまった
 そんな事があってから、俺とキャスト?(パンテオンEXE)との交流が始まった…