目次

【始動 MIMプロジェクト】日付未定 22時~入退室可


私の大好きなこの街が、無くなってしまわないように、忘れ去られてしまわないように。


Mもう「どこなの?」なんて言わせない!I一念発起!M町興し プロジェクト 始動!

あらすじ

シァイェンは悩んでいた。彼女の住んでいるドコナノタウンには住民が少ないことに。
シァイェンは不安に思っていた。若い人間が自分しかいない現状に、そしてその他の住民がすべてお歳を召した人々であることに。
シァイェンは憂いていた。いつかこの町が破綻してしまうことに。

そして彼女は決断した。この町の良さをアピールして住民を呼び込もうと。
決断してからの彼女の行動は早かった。セントラルシティで待ちゆく人々に声をかけ、呼びかけたのだ。

しかし、頷く者はいなかった。彼女は反省した。なぜダメなのか。考えた。
そう、彼女はドコナノタウンの特産品もあまり知らない。いや、ドコナノタウンの住民さえもそんなものがあるのか理解していないのだ。

これはダメだ、と彼女は天を仰いだ。自分に町興しをするだけの知識も発想も初めからなかったのだ、と。
いや、違う。私にはできなくとも、これを成し遂げられる人はいるのではないか、とそんな考えが頭をよぎる。

脳裏に思い浮かぶのは噴水に集まるかのメンバー。これに賭けてみるしかない、彼女はそう思って歩き出した。

概要

クリエイティブスペースを使った町興しセッションです。

進め方を解説していきます。
流れとしては、クリエイティブスペースを探索後、話し合い、内容によって町興しの方向性が決まります。
おおよそリアル時間で1か月の間GMがクリエイティブスペースを話し合いの結果内容を反映しながら徐々に改修します。
ドコナノタウンがどう変わったのか、変わっていくのかを見届けてあげてください。

本セッションでは町興しの方向性について決めるとこまで進めます。
1.情報収集(参加者への情報の配布)
個別で参加者全員に異なる情報を配布します。聞き込みした結果として、たまたま耳に入った内容として使っても良し、使わなくても良しです。
意図としては参加者全員に異なる情報の優位を持たせて活躍の場を分散させる為です。

2.探索(クリエイティブスペース自由散策)
町の人々に話を聞いたり、調べられる部分を調べ(アクセスして)特産品やドコナノタウンの強みを見つけていきましょう。
基本的には参加者の「らしさ」を出していっていただきたいというのが主催者側からの願いです。
その為、能力の行使に制限は設けません。主催者側のアクションが欲しいときは「☆」をつけて発言してください。拾います。
例:面倒だからこの岩壊しちまおうぜ!☆岩を殴って粉砕する。⇒主催が岩を除去します。

1.ウルンさん
名産ねぇ…。ここにはそんなものもうないんじゃないかしら。ああ、そういえば三十年木と言うのがあったって聞いたことがあるね。
三十年周期で花を咲かせる木だから三十年木。そのまんまよね。

でね、三十年木の蕾が持つ絶妙な色合いは昔から使われたそうで…そうそう、あたしの婆さんの代から受け継がれてる花嫁衣装もそれで染められたものなんだってね。
見てみるかい?すごい綺麗なもんでさ。
昔の婚礼のときには当たり前に使わてたそうだよ。

まあ…もうずっと見ていないけれども。100年前のあの災厄で三十年木も絶滅しちまったのかもしれないねぇ。

2.シルフィーさん
ああもう!今思い出しても忌々しい!うちの洗濯物が風に吹かれて水辺の方に飛んでっちまったのさ!

それだけならまだいいよ!その洗濯物の飛び方に腹がたったのさ!ふわりと浮いたかと思えばこっちに戻って、おおよしよし戻ってきたと思ったらまた向こうへ、そんな風にしてあれよあれよと言う間に崖の上さ。

ふぅ…あれ。なんだかバーッと喋ったらスッキリしたねぇ。ありがとうよ。

3.ズメイさん
特産品?うーん…なんだろうねぇ。強いて言うならワビサビかねぇ。ピリリと効いていい薬味になる…はずなんだけど、今のワビサビは昔ほどの爽やかさとキレは感じなくなったねぇ。

ワビサビには質のいいワビサビには綺麗な水が必要って言うからねぇ。あの日から水も少し濁っちまったし…しょうがないんだろうね。

4.シャルルさん
特産品だぁ?悪ぃんだけどもよ、俺ぁ斧を無くしちまったショックで今はそれどころじゃねぇんだ。

やっぱあんな大雨の日に斧なんて持ち出すんじゃなかったぜ…。ふぅ…。

5.スパーさん
婆さんと3時のおやつに縁側の端っこでな、団子を食うとったらな、こーんな、こーんな大きい化け猫の目玉がな、こっちを見とったんじゃ!
しかも目をキラッと光らせてな、ああ、恐ろしや恐ろしや…。

6.ミドリさん
特産品ねぇ…そう言われると思いつかないねぇ。ああ、でもこの街特有のって話なら…お前さん、ピッカリって知ってるかい?
あのリテムの水辺にいる発光体さ。

あれに似た種がこの街にも昔はいたもんさ。俺たちゃドコピカって呼んでたっけな。綺麗な水辺にだけ現れるのか、やつらが現れるから水辺が綺麗になるのか、その辺はよく知らんがね。

7.アルトさん
名産品?あ、昔の話にゃなるけどな、この街特有のいいものがあったぜ。

タカネソウって言ってな、人の近づかない高い場所でしか咲かない花があるんだよ。育てるのが難しくて、人工栽培はうちも失敗したな。
見た目も大層美しく、煎じて飲めばなんともまあ上品な香りの茶ができる。

ここだけの話、うちのカミさんは昔モテモテでな。
俺が家の裏の崖を必死によじ登って手に入れたタカネソウを手土産にプロポーズしてなんとかOK貰ったもんさ。今はもう身体も態度も大きくなって…なんであんな風になっちまったかねぇ。

8.アイさん
名産品?あー…もう何十年も前だけどね、いいものがあったのよ。タカネソウって言うんだけどね。

昔旦那が持ってきてくれたんだけど、あまりにも綺麗だから飾って終わらせるには勿体なくてね。植木鉢に入れて育てたりしてね。途中までは上手くいってたんだけど…旦那が水をやりすぎて枯らしちゃったのさ。
環境の変化に敏感で水の量にも気をつけないとだけど、かなり昔には栽培もしてたらしいよ。
その頃はドコナノタウンと言えば茶ってくらいには有名だったらしいけどねぇ。

旦那は昔から与えるのが愛だと思ってるのかね、すぐにケーキとか買ってくるもんだから私ももうこんなさ。ま、幸せ太りって思えば悪くないかね。

9.レイさん
アークスっちゅうたかねぇ。シァちゃんもそうだったかい?あれの…ぐらいど?っちゅうんかね。

あれをこの前見たんだけどもね、いやぁ…おったまげたねぇ。あんなに飛べるんだねぇ。

うん?特産品の話?いや、わしは知らんよ。
そもそもこの町にそんなものなんてありゃしないよ。あの子には悪いけどね。

10.510さん
特産品ねぇ…ああ、ホックェの焼き魚!炭火でくーって焼いてよぉ、これが本当にうめぇんだわ!なぁカアちゃん!

えっ。ホックェってこの街で採れてる魚じゃねぇの!?
そういや外出たときも食ったっけ…。でも外で食うホックェはここで食うホックェの焼き魚と比べると随分落ちるんだよなぁ。

塩…は変わってない気がするし、どこで差が出てるんだろうなぁ。

11.クラカミさん
この前うちの女房が井戸に落ちそうになってな、随分怖い思いをしたのかそれからずっと井戸を見張ってやがる。これで誰も落ちないだろう、まあ、それは
いいんだけどよ…。

俺のその…ちょっとロマンの詰まった本がよ、井戸の底に隠してあんだわ。ああ…女房どかねぇかな。16時くらいにキャンプに用があるっつってたっけか。そこが狙いめかぁ…?っと、仕事のメールだ。俺も出掛けなきゃなんなくなったわ。ごめんな姉ちゃん。

12.イライザさん
もう随分と昔の話になるけどね…数十年に一度しか咲かない花をつける木があってな。

その花弁には霊力が宿るなんて言われてるほどでな、そのまま人に使うには効力が強すぎて逆効果だったらしいんじゃがの、すり潰して少量使えば滋養薬として最適だったそうじゃ。

13.テイパーさん
えっ?ふさふさ?ああ、故郷の特産品のう…はてはて…っと、うおっ!?
危ない危ない、あやうくズリ落ちるとこ…ああいや、こっちの話じゃ。

なんぞこの辺りは地面から空気が吹き出しとるところもあるでな。気を抜いてると崖の上まで飛ばされてしまうぞ、なんてのう。ほっほっほ。

3.話し合い
得た情報をもとに何を武器に打ち出していくのか、売り出してくのか、キャッチコピーはどうするのか等自由に話し合いをします。

以上です。グダグダになっても大丈夫です。元々滅びゆく定めの人たちです。気楽に進めていただければ幸いです。

注意事項

・戦闘は起こらない予定です。
・能力の使用に制限はかけません。

追記・修正があろうかと思います。また、更新があったときに目を通していただけると幸いです。