リヒトールの診断結果報告書

リヒトールの体を再度調べたがやはりリヒトールの血液は猛毒であり、少量の血液が空気に触れると”結晶化”する、怪我した部分を治癒する為の結晶化と思われる。

大量の血液が空気に触れると結晶化せず、”神経ガス”に切り替わる様だ、この神経ガスについてはまだ調査中。

リヒトールの身体の外傷

リヒトールの身体にはやはり見るに堪えない傷が無数にある
切り傷、刺し傷、擦り傷、抉ったような傷、薬品等の火傷、焼印…この拷問の痕はどう足掻いても消えなそうだ…一生残るだろう、左足と首の後ろには[013]の焼印がされている…恐らくは[被験者番号]だろう。

拷問の影響なのか、痛み等は全く感じない様で傷を隠す様に[ボディステッチ]が施されている…

右足は精巧に造られた義足の様だ、義足には”殺し”の道具が入っていた、捕獲隊が保護してから”人殺し”をしていないのが不幸中の幸いだが、いつまた人殺しの衝動に駆られるか…

今後の調査は慎重に行う必要がある…