捕獲隊の持ち帰ってくれたサンプルを解析した所…驚くべき事が分かった。
霧と結晶の解析…霧と結晶に含まれる物質はハルファに存在しない物質
その他に隕鉄が含まれる事から元々は隕石から出てきたのだと推測
あと微量だがドールズの反応も検知、恐らく人工的に隕石物質と融合されている
とても強力な”生物兵器”だ。
この生物兵器は生きた細胞を死滅させ、死滅した細胞を捕食し、自らを増殖させる
物質の増殖に耐えきれない体は空気と化学反応を起こし結晶化する仕組みだ
耐えきれた体は細胞が置き換わり見た目が変異体になる様だが…
自我を失う程の激痛を伴う。
自我を保った場合は不明だが間違いなく正気では居られないだろう…
更に驚きなのは、物質が遺体の中に侵食すると変異体として蘇るようだ
切り落とされた腕にこの物質を注入してみると腕から先が新しく作られていく…
つまり、変異体を倒すには心臓と思われる場所を完全に破壊しなければ蘇り続ける、
そしてこの生物兵器は人から人へ感染し、増えていく為とても厄介だ。
(簡単に言うとゾンビもどき)
解析を進めてみたが結晶には種類がある様だ、微量ながらそれぞれの色の結晶を検出
赤に青、緑、紫、そして白…これらの人体に対する害は解析を進めないと不明だが、
人間とドールズ両方の反応を検出する変異体の謎が解けた…
纏めると、解析の結果、変異体の元は人間だったようだ。