フィーナとロゼはショッピングエリアに来ていた。

ロゼ「どこから回ります?」
ロゼは遊園地に来た子供みたいに目をキラキラしている。

フィーナ「ふふ♪私は特に買い物はないですけど」

ロゼ「ふーん、そうなんですかー。あ、じゃあお揃いのアクセサリー買いません?」
ロゼは少し先のアクセサリーショップを指差す。

フィーナ「アクセサリーですか。いいですよ♪」

二人は楽しく会話をしながら銀色の十字架のネックレスを購入し、ショップエリアの外れにあるベンチに座った。

ロゼ「♪~」
フィーナ「ロゼはずっと楽しそうですね?」
ロゼ「はい。フィーナさんは憧れの人だったので、こうして買い物出来てすごく嬉しいです♪」
フィーナ「憧れですか?」
ロゼ「はい。私一度フィーナさんに助けてもらったことがあるんですが覚えてませんか?」
フィーナ「え?そうなんですか?!えーと、うーん、ごめんなさい。覚えてないです。」
ロゼ「あ、気にしないで下さい。2年前に惑星リリーパでダークラグネ討伐に苦戦していた当時新人だった私を助けて下さったんです」
フィーナ「2年前、、、あ、変異したダークラグネと戦ってたあの時の新人さん?」
ロゼ「はい♪そうです♪あの時ダークラグネをスムーズに討伐される姿を見て、私もこういうカッコいいアークスになろう、後輩に憧れる先輩でいようと思いました♪そして今度の任務に同行することになって、あの時の恩返しで役に立つように張り切ってます♪」
ロゼは少し赤くなった頬を掻く。

フィーナ「そうだったんですか♪」
ロゼ「今日は憧れの先輩と一緒にショッピングして、お揃いのネックレスを購入出来て本当に嬉しいんです♪」
フィーナ「喜んでもらえたらこちらも嬉しいですね♪」

ロゼ「今日は付き合って下さってありがとうございました♪」
フィーナ「こちらこそ♪気をつけて帰って下さいね♪」
ロゼ「はい♪隊長♪」
フィーナ「もう、隊長はやめてください♪」

二人はお互いに手を振り立ち去った。