その優しさに_目一杯の花束を

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その優しさに_目一杯の花束を [2023/10/19] メンバーその優しさに_目一杯の花束を [2023/10/20] (現在) メンバー
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 「……。」 「……。」
 無反応のラン。ミドリは続ける。 無反応のラン。ミドリは続ける。
-「それに、無意識か意図的かはわからないけど、君、ミイナのことをミイナさんじゃなくてミイナって呼んだよね。+「それに、無意識か意図的かはわからないけど、君、ミイナのことをミイナさんじゃなくてミイナって呼んだよね。
 「……!」 「……!」
 ランは無言を貫いてはいたが、通信の向こうの空気感が変わったことをミドリは察した。 ランは無言を貫いてはいたが、通信の向こうの空気感が変わったことをミドリは察した。
行 129: 行 129:
 センター長室の中で待っていたのは、ER副センター長のナギサ、ただ1人。 センター長室の中で待っていたのは、ER副センター長のナギサ、ただ1人。
 呼び出した張本人であるミドリがいないのである。 呼び出した張本人であるミドリがいないのである。
-「ミドリさんはこちらです」+「ミドリ先生はこちらです」
 ナギサはそう言うと、センター長室の壁に触れた。 ナギサはそう言うと、センター長室の壁に触れた。
 すると、ナギサが床を貫通して地下へ吸い込まれていった。 すると、ナギサが床を貫通して地下へ吸い込まれていった。