キャラ設定:ランディ


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【キャラクター名】ランディ
【性別】女(自称男)
【年齢】16歳
【種族】ヒューマン
【主なクラス】ファントム
【性格】気まぐれ、面倒くさがり
【好きなコト】寝ること、起きていること
【嫌いなコト】夢を見ること

自称幽霊隊員。いつの間にか隊に居座り時折出没する。
気まぐれで面倒くさがりなので自室でゴロゴロしていることが多い。
主食はジャンクフード、寝転びながら食事を取るのは日常茶飯事。
楽観的で享楽的な様子も見られるが言動が色んな意味で怪しい。
過去の体験から面倒くさい何かを抱えている。

ややこしい設定
9年前に事故(公的な記録)で双子の兄を失った結果、幾つかの精神疾患を患う事になる。
本名はルイス・オーデンス、兄はランディ・オーデンス。
兄の名前を名乗りながら兄の事を話したり話しかけたり、かなり破綻した言動を行う事が多い。
矛盾点に触れる事が無ければ正常の範囲内で収まるには収まる。
詳しくは以下
難解かつ重くて面倒くさいので閲覧注意

抱えている精神疾患について
・心的外傷後ストレス障害(PTSD)
 過去の事故の際に兄が死亡した光景を思い出すを繰り返す内に
 自身を兄と同一視する事で“兄は死んでいない”と認知を歪ませる事で恐怖体験では無いと“思い込む”事に成功した(いわゆるセルフメディケーション)。
 しかし家族が死んだと言う認識は残っている為、“兄が生きている”なら“自分は死んでいる”と言う認識になり、結果自分は兄であると同時に自分は死んだ妹(幽霊)と言う認識になっている。
 結果生まれた矛盾(妹が死んでしまったと言う恐怖体験の発生)は、自分自身が望んで兄と死後も共にある、と認識する本末転倒な結果になっている。
 この夢は眠りに落ちると非常に高い頻度で繰り返し見ることになる。

・サバイバーズ・ギルト
 過去の事故の際に兄を死なせ自分だけ生き残ってしまった事への罪悪感を感じるいわゆるPTSDの一種。
 上記の反復的かつ想起的な記憶の追体験と兄を死なせてしまったと言う負い目から逃れる為に
 自身と兄を同一視する事で“兄が死んだ”事に対する罪悪感から逃れているが、同時に自分自身(妹)が死んでしまっている事に対する罪悪感が発生してしまっている。
 結果、認識としては妹(自分自身)が自分(死んだ兄)を恨んでいるのではないか?と言う不安感や強迫観念に付きまとわれてしまっている。

・解離性障害(解離性同一性障害ではない)
 上記複数の要素の結果、自己(本来の自身)の自認と自己(自身ではなく兄)の自認を同時に行っている為
 言動が頻繁に矛盾を起こしているが、自己認識が基本的に死んだ兄の方である為、矛盾に気付かずに居る。
 中途半端な指摘は認知の再変換で補完してしまう為、矛盾を突き付けられ続けると主に感情面でオーバーフローを起こしてしまう。
 この症状は解離性同一性障害(いわゆる多重人格)とは違い、明確に他と区別される複数の人格が存在しない。
 記憶や認識は相互に共有している為、一人が二つの人格を持つと言うよりも、二つの人格で一人の様な状態になっている。
 より正確に表現するなら、二重思考(相反する、矛盾する概念を同時に信じている)状態と言える。
 この矛盾状態の解消法は「矛盾を見ぬ振りをする」か「矛盾を自身に都合の良い様に解釈し直す」しか無いため、度々致命的な齟齬が発生する。
 特に問題になりやすいのが性自認で、例えば「男性達と更衣室で違和感を感じず着替えを行う」等が挙げられる。

・まとめると
 「兄の死から何一つ立ち直っていない」
 虚言癖や妄想癖とはまた別物、基本的には現実からの逃避行動・自己防衛反応の結果である。
 それぞれの障害がまた別の障害を補完しあっている関係上、解消は非常に困難。
 自己認識は兄のランディがメイン、矛盾が発生するとルイスとして認識し、それでも矛盾が発生すれば再解釈でランディとして認識。
 矛盾が矛盾を呼ぶ認識プロセスの結果非常に解りづらい事この上ない。

・本人の本音
 現状に違和感も矛盾も感じていない筈なのに、何故かスッキリとしない感覚を覚え続けている。
 夢見も悪く寝起きが悪い(と言うよりも無気力に近い)為、あまり睡眠から目覚めたくない。
 一度眠ると長時間眠り、一度起きると限界まで起きている生活を続けている為、本人の認識以上に疲れが貯まっている。
 眠る際は「このまま目覚めない」事を望んで眠りについている。