この声が枯れるまで

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この声が枯れるまで

私は大切な友達を裏切ってしまった。
二人で立ち上げたバンド、音楽について語り合った毎日。とても楽しくて、今でも夢に見る。

しかし、それは夢でしかない。彼女は町を出ていってしまった。今更謝りたいと思っても、彼女はもういない。すべてが遅すぎたのだ。

私の声が、思いが届くとしたら、それは歌うことしかないと思った。