リグレット「、、、ここがAIS研究所」
リグレットが眺めていたのは、AISの強化や改良などを行っている研究所で、捕獲隊や居候先の秀じいの勧めでやって来た。
リグレットが中に入ると、ひとりの研究員が話し掛けてきた。
研究員A「あ、リグレットさんですね。話は伺っています。先にメンテナンスを行いましょう。あちらの研究室に行って下さい。レオという研究員が待っています。」
リグレット「了解。」
指示された研究室に入ると、黒い猫耳型のキャップ帽を被り、金髪で緑色と赤色の瞳をしたデューマンが機械を操作していた。
リグレット「こんにちは。あなたがレオさんですか?」
リグレットの声掛けに反応し、レオが振り向き挨拶する。
レオ「はい♪リグレットさんですよね?よろしくお願いします♪」
リグレット「こちらこそ。よろしくお願いします。あのリュドミラさんはいないのですか?」
レオ「あ、リュドミラさんは、総司令から幹部会議の招集を受けてまして♪その間にメンテナンスを済ませるように任せられたのが僕です♪」
リグレット「そうですか。分かりました。」
~メンテナンス終了後~
レオ「お疲れ様です♪異常はありませんでした♪」
リグレット「そうですか。ありがとうございます。」
レオ「それにしても、リグレットさんの技術はとても凄いですね♪ナノマシンでしたっけ?オラクルにはない技術ですよ♪」
リグレット「私を造った博士は、いろいろな技術を持っていたと記録があります。」
レオ「凄い技術が搭載されているなんて嫉妬してしまいます♪」
リグレット「嫉妬、、、お気を悪くしましたか?すみません。」
レオ「あ、良い意味での嫉妬です!えーと、凄い技術を自分も発明しよう!って士気が高まるという意味で言っただけです♪」
リグレット「嫉妬で士気が高まる?よく分かりません。」
レオ「、、、聞いていた通り、人の気持ちには疎いようですね」
リグレット「そのことについてなんですが。私の人格生成機能を解放して欲しいんです。」
レオ「人格生成機能、、、プロテクトが掛かっていた部分ですね?うーん、いろいろ考えてみたんですが、まだ分からないですね。すみません。」
リグレット「大丈夫です。地道に頑張りましょう。」
レオ「はい。」
リグレット「あの、捕獲隊の皆さんと話したんですが、私は元々フォトナー殲滅の為に造られたので、フォトナー殲滅を想定してプロテクト解除するようになっていると思われます。」
レオ「うーん、殲滅した後か、、、今の状況も殲滅した後と言えますが、何かきっかけが必要なんですかね?」
リグレット「きっかけですか、、、私の再起動はフォトン感知がきっかけでしたが。何かヒントになりませんか?」
レオ「再起動はフォトン感知、、、、因みにリグレットさんの動力源はなんです?」
リグレット「主力は機体の中央にある核融合炉で、あとはフォトンです。」
レオ「なるほど。でしたらリグレットさんの中にあるフォトンを全て出しましょうか♪」
リグレット「?なぜです?」
レオ「フォトナー殲滅後ならフォトンを使う必要がなくなるので、フォトンが機体からなくなると何かあるかもと思いましたので♪」
リグレット「なるほどです。やってみましょう。」
レオはリグレットにフォトン吸引用の管を繋ぎ吸引を実行する
リグレット「フォトン残量20%、、、、、10%、、、、5%、、、、、、0%」
レオ「、、、ど、どうですか?」
リグレット「プロテクト解除は成功のようです。」
レオ「っ!やったぁ♪」
リグレット「しかし、プロテクトは一つだけではないようです。」
レオ「へ?」
リグレット「新しいプロテクトがあと2つあります。」
レオ「え~、あと2つもあるんですか?うーん、手強いですね。」
リグレット「一つは解除成功したので前進はしています。」
レオ「そうですね♪今度はリュドミラさんも交えてもう少し考えてみましょう♪」
リグレット「はい。」