酔っぱらい

フィーナが戦闘部所属のころの話です。

ズシン!

大きな蜘蛛のようなダーカー、ダークラグネが力なく倒れる。

フィーナ「ふぅ、これで30体かな」
刀を納刀し、額の汗を左手で拭う。

ステラ「やね♪仕事終わり終わり♪ドロップアイテムもシケとるばい♪ぺツ」
フィーナ「ふふ♪その言い方は輩♪」
ステラ「あ、今日これから呑みに来てよか?」
フィーナ「私の家で?うーん、、、どうしようかな~」
ステラ「よかたい!レオ君にもお土産持ってくるけん♪」
フィーナ「私の部屋でならいいよ♪」
ステラ「やった!」

フィーナ宅
ステラ「お邪魔します♪」
フィーナ「いらっしゃい♪」
レオ「ステラさんいらっしゃいです♪」
フィーナに遅れてレオも挨拶する。
ステラ「お~!レオ君♪見とるだけで癒されるばい~♪あ、これお土産ばい♪」
お菓子が入った紙袋をレオに渡す。
レオ「ありがとうございます!」

一時間後

ステラ「スパー、おい!」
ステラは上司のエドガーの口調ものまねした。
フィーナ「ww、似てるw」
ステラ「スパー、おい!」
さらにフィーナに近づいてエドガーのものまねをする。
フィーナ「ハハw、近づかないでwお腹痛いw」
ステラ「あのオッサンも煙草バカバカ吸っとるけど、体力は落ちんよね?おかしかばい!」
フィーナ「そうだね♪まぁ班長だしね♪」
ステラ「あ、いいお酒持ってきたとばい♪」
持ってきたリュックから一升瓶を取り出す。
フィーナ「つ、強そう、、、」
ステラ「大丈夫♪大丈夫♪ほらくいくいっと♪」
フィーナ「、、、うん」
ステラから差し出されたお猪口を受けとり、口に運ぶ。
フィーナ「あ、美味しい♪」
ステラ「やろ?うちも好いとるっちゃん♪」

さらに一時間後

フィーナとステラはほろ酔い状態になっていた。

ステラ「やけんレオ君は男の娘の方が似合とって!」
フィーナ「ううん、レオはバトラーとか執事風の服がカッコいい!」
ステラ「じゃあ、実際着せてみるたいね?」
フィーナ「え、レオがどうするか、、」
ステラ「レオ君~!」
フィーナ「あ!」
レオ「はい?呼びました?」
レオがフィーナに入って来たと同時にステラが部屋の鍵をガチャっと閉めた。
レオ「ガチャ?」
ステラ「フッフッフ♪レオ君♪ちょっとお願いが♪」
フィーナ「レオごめんね♪」
レオ「え?姉さん?ステラさん?ちょっと怖いよ?ちょ、うわああああ!」

数分後

レオ「グス、どうしてこんな目に、、、」
レオは髪型をポニーテールされ、足の露出が高めの和服を着せられていた。
それを見た二人は

フィーナ、ステラ「ぎゃあああああ♪」
二人は鼻血を出しながら昇天した。

ガチャ

フィーナ母「どうしたの?」
二人の叫び声を聞いてフィーナの母が入ってきた。フィーナ母の目に入ったのは男の娘にされ、泣き崩れているレオと、鼻血を出しながら昇天したフィーナとステラが倒れている光景だった。

フィーナ母「え?、、、なにこれ?」