3_レイヴンの想い

ー戦闘部訓練場ー

レイヴン「はぁはぁはぁ、くそっ!」
レイヴンはフィーナの前で膝を着いて息切れをしていた。

レイヴン「全っ然勝てねぇ!ドーピングしてんじゃねぇのか?」

フィーナ「ふふ、してませんよ♪レイヴン君は決め手の時に大振りになる癖があるので、そこ突かせてもらっただけです♪」

レイヴン「っちっくしょー!」

フィーナ「あのレイヴン君はアークスになった理由ってなんです?」

レイヴン「理由?うーん、強いやつと戦いたかったのが一つ。もう一つは、孤児院のガキ達のあこがれであるためかな!」

フィーナ「孤児院ですか?」

レイヴン「あぁ、俺は孤児院出身なんだけどよ、俺より下のガキ達が大勢居てな、院の維持費もバカにならないし、誰かが稼がないといけなかったんだ」

フィーナ「そこでレイヴン君がアークスに?」

レイヴン「あぁ!それにアークスってカッコいいだろ?」

フィーナ「分かります♪」

レイヴン「孤児院のガキ達の生きる希望になれるのなら俺はそれでいい、、、ってなんかくさいこと言ってしまったぜ」

フィーナ「いえいえ、素敵なことだと思いますよ♪」

レイヴン「あんたはなんか話しやすいな!とりあえずよろしくな!」

フィーナ「はい。」

二人は固く握手した。