【キャラクター名】イライザ=スカーレット
【性別】女
【年齢】不詳
【種族】エネルゲイア(具現体。登録種族上はヒューマンだが人ではない)
【主なクラス】Te/Fo
【性格】真面目、温厚
【好きなコト】仲間、友、他者の幸福、料理
【嫌いなコト】仲間の敵や仲間に仇なす行為、災厄
緋ノ神 未緒を代表とし、捕獲隊と協力関係にある傭兵黒翼の一員。
冒険者でもあり、ハルファ以外にも多くの世界を旅しているようである。
最初の生前において、彼女は人工的に産み出された存在・ホムンクルスであり、聖槍『ロンゴミニアド』の破片を埋め込まれ何れ来たる騎士王の魂を宿す器だった。
当初スカーレット家は魔術を継ぐ家系としては没落寸前となっており、魔術師の覇権争いから凋落するところであった。
そのため復権の鍵として神造兵装を呼び起こせる存在が必要とされ、その過程にイライザの誕生が在った。
それ故私生活に自由はなく、感情などもまた制限されていた。
そんな中偶然にも後に夫となる人物と出会い、紆余曲折の末家元を離れ結婚し平穏な生活を送ることを決意した。
後に娘1人を産みそれは果たされるかと思われた――だが、日暮れのある日娘の迎えに赴いた際に上位悪魔の襲撃を受ける。
夫は即死、イライザ自身も重傷を負い手当を受けるがその甲斐なく息を引き取ってしまう。
肉体を失って以降しばらく魂のみの状態で天界を彷徨っていたが、娘が神となり天界に秩序を取り戻したことで御使いの天使として最初の復活を果たす。
その娘の依頼により、かつてのオラクルへ――そして惑星アーテリスへと赴くこととなった。
その中で数多の出会いと別れを経験すると同時に、彼女は『終末』の存在を知ることとなる。
それだけでなくとも様々な要因で幸福とは程遠く、苦しみもがいている仲間が大勢いる――そんな仲間たちを見過ごすなど出来ない。
たとえどれほど強大な困難(それが『終末』であっても)であろうとも、皆で乗り越え幸福を享受しようと願うようになる。
そして更に過酷な戦いに身を投じることを決意、守護輝士のひとりとして就任。自らがどれほど傷つくとも戦い続ける道を選んだのだった。
時は流れ、ハルファ正史ではスターレスの襲撃によりオラクルが壊滅した時代。
『終末』は、オラクルにも到来した。
『終末』に抗う仲間と共に臨んだ戦いは熾烈を極め、斃れる者や深手を負う者も耐えなかったが辛うじて勝利した。
彼女も全身不随になり二度と戦うどころか起き上がることすらまともに叶わない身体となるが、ようやく訪れた真なる平穏に安堵していた。
だがその世界は正史とはならなかった。『世界ノ意志』なる者が現れ世界を剪定、イライザ自身も消去の危機に陥る。
しかし最後の力を振り絞って蛮神召喚を行い、自らに憑依させることで一命を取り留め少し前のハルファに降り立った。
その地で『終末の戦い』の記憶を取り戻した仲間と再び出会い、その協力により『世界ノ意志』打倒に成功。
蛮神に憑依した身体は霧散したが、仲間たちの想いによって『想いが動かす力(デュナミス)』が宿り、二度目の復活を果たし現在に至る。
現在においても全ての世界の人々と共に笑顔や幸福を享受できる世界を目指しており、その方法を探し続けるため冒険を続けている。
だがその中で「イライザ自身も幸福でなければならない」という仲間たちの想いを真摯に受け止め、自分の在り方を再考することもしているようである。